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イノベーション、リーダーシップ、そしてキャリアについて考える
(最近は、マネジメント、マーケティング、資産運用もちょっとずつ)
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[BOOK]マネーの正体


そもそも信用貨幣の本質は何なのか。基軸通貨とは、信用創造とは、金融とは、為替とは、中央銀行とは、デリバティブとは、と言葉は耳にしてもよく理解できていない分野だった。デフレ、インフレ、長期金利や物価の上昇、という現象は分かっても、なぜそれが起こるのかという原因がよく分からないものだった。著者のメルマガは丁寧に論理立てて解説するところが気に入っていて本書を手に取った。

元々、労働量で計られる商品により価値を交換(物品貨幣)していたものが、その量を示す記号で交換するようになったのが信用貨幣の始まりで、日本だと和同開珎。信用貨幣の特徴はその物質自体に商品価値がないという点。貨幣が価値を表す抽象であり一般流通性を持つことから広まったと。さらには共同体を超える交易には金(ゴールド)が用いられた。

こうなると通貨発行者にはシーニョレッジ(通貨発行益)が生じる。錬金術。改鋳や増発すればその利益が得られることは古代から為政者は知っており、インフレは起きていたと。

準備銀行制度というのがベネチアの金細工師が発祥で、領主・貴族・豪商から金を預かり保管し、その交換券として金証券を発行したこと。その金証券自体が信用され流通すること、金の交換にあまりこないことから、保管分以上に金証券を発行してもバレないことに気付いた金細工師が裏付けのない金証券を発行して金利丸儲けしたという。それを応用したのがジョン・ローのフランス王立銀行で、現在の中央銀行制度の原点とのこと。

1971年までは紙幣は金兌換券であり、金をどれだけ持っているか、その何倍まで発行できるかで中央銀行が発行できる紙幣の量が決まっていたという。今はそれも廃止され純粋にその国家が破綻しないという信用だけしかない。ちなみに現在の基軸通貨であるドルは金価格をベースに見ると価値は下がり続けている。

経済の発展には、中央銀行と民間銀行を合わせた銀行システム全体で信用乗数が働くことで設備投資により商品が生産され、購買消費され、利益が上がることで、賃金も増え、消費意欲も増し、だからそれに対応するため設備投資がされ、という好循環を生じさせることが必要らしい。そのために、紙幣の流通量を増やす政策が採られるのだが、今は市中に紙幣が流通しても設備投資に回らず民間銀行に国債として預金として留まってしまう。それはデフレで資産・商品を持つよりも、紙幣を手元に置いておいた方が名目上の金額は変わらなくても実質的な価値が上がるからという合理的な判断があるからだと。インフレになり紙幣の実質価値が下がるようになると消費・投資に回るようになる。だからインフレ政策を政府が採ろうとしているとのこと。

しかしながら、インフレになると物価が上昇し、長期金利も上がる。国債利率も上がり、政府の金利負担が増えてしまう。好景気になり税収が上がっていれば支払能力はあるが。。。政府としては好景気になって税収は増加させたいが、国家の信用不安から円安、国債価格の低下(利率上昇)に陥ってしまうと国家財政破綻に陥るので避けたい。増税は景気が悪化してしまう愚策なので、どうやって好景気=消費拡大=設備投資拡大をさせるかがポイントとなるそうだ。

この他にもデリバティブの本質的な誤りは過去のリスクを基に将来のリスクを算出、つまり過去に起きなかったから将来も起きないという前提で商品設計しているのだから欠陥品だというのは腑に落ちる説明だった。

何度か読み返しながらひとつひとつ理解を積み重ねないと全体が把握できないが、良書だった。
| 12:31 | investment | comments(0) | trackbacks(0) |
[BOOK]通貨の興亡


基軸通貨、金本位制、ブレトンウッズ体制、ニクソンショック、プラザ合意、ユーロ等々。通貨について、学ぼうと思うとでてくるキーワードであるが、その意味について、よくわかっていない。なぜポンドからドルに変わったのか、ユーロは基軸通貨たり得るのか、そしてドルはいつまで基軸通貨の地位を守れるのか。まずは俯瞰してみたいと思い、手に取ってみた。

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| 17:56 | investment | comments(0) | trackbacks(0) |
[BOOK]内藤忍の資産設計塾



どうやら著者は個人投資家の間では有名らしく、本屋でも平積みしてあったので、一度基礎知識等を全体的に押さえておこうと手に取ってみた。銘柄選択ではなく資産配分こそ重要という主張。また無闇に利殖を追い求めるのではなく、人生の目標を達成するために必要資金をどうやって資産運用によって確保するかという視点を持つべきと言っている。

本書の流れでは、マインドセット、セオリー、金融知識、設計プロセスと解説が続く。原則、見開き2ページで1トピックなので、後から読み返すのにもちょうどいい。

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| 10:37 | investment | comments(0) | trackbacks(0) |
[BOOK]サブプライム後の新資産運用


タイトルに惹かれて手に取った。今までの常識をズバズバと否定していく内容に思わず引き込まれた。

  • リスクとは「危険」ではなく、「不確実なこと」「上下にブレること」。
  • 国際分散投資は、分散効果がない。(金融のグローバル化に伴い、市場間の連動性が高まっている)
  • 国際分散投資は、個人では資産管理しきれない。(運用状況えお把握しきれない)
  • 長期資産運用は、複利効果を重視しすぎて経済・相場を無視してしまう
  • 国際分散投資による長期資産運用は、経済の拡大を前提としたもので、中国・インド(という特異な新興国)の成長に依存している
  • プロに運用を任せた投資信託よりも、正しい投資タイミングを掴む方が重要(プロもアマも運用成績に大差はないので、ETFやインデックスファンドを積極活用)
  • 国内株式、外貨預金、円預金(現預金)の3つでボートフォリオを構成すべき(値動きを読むのが難しい債券は含めない)
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| 23:00 | investment | comments(0) | trackbacks(0) |
[BOOK]優雅な長期投資
ちょっと前に株式投資信託に関する雑誌を読んでいて、さわかみ投信の名前を知った。この不況下でも今こそ株式投資を仕込むときと主張しているのが気になった。まさか初心者を騙すつもりはないのだろうが。そこでどんな投資哲学を持っているのか、確かめようと手に取った本。

右肩上がりの高度経済成長は終焉し、成熟社会に移行したのだから、それを踏まえて自ら資産運用していかねばならない時代なのだという。そして、そのためには短期的な相場の上げ下げではなく、大きな景気の波を捉え、その波に的確に対応できる企業へ投資していこうと説いている。

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| 16:01 | investment | comments(0) | trackbacks(0) |

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